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前回までのあらすじ…司祭の人格を決めたら神様がお告げを下してきました。
そんなわけで、連日更新です。こういうこともあります。ものづくりとは気持ちの乗り具合が肝心です。
さて、神様は司祭と犯人につながりを持たせなさいとお告げになられたので、
その方向で進めていきましょう。
司祭と同じように、犯人の人格・人間性を固めますよー。
ここまでで犯人に関しては、
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・マッドマジシャン
・倫理にもとるやばい研究
・セオドア殺害後ネジが吹き飛ぶ
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このくらいのことしか決まっていませんでした。
これだけだとどうしても研究室にこもりっきりで
怪しい魔術に耽る根暗人間のイメージしか湧いてきません。
この人物がどうしたら殺人という重大な罪において
司祭と協力関係になることがありうるでしょうか。
「協力させたいなら 以前から知り合っとけばいいじゃない」
「以前から知り合うなら ネジが飛ぶ前はまともならいいじゃない」
なんだか神様がやたらと降りてきます。デレ期突入か。
そうだ、僕は今まで決定事項に縛られすぎてきたのかもしれません。自由な発想でゴーです。
とりあえず天啓をヒントに思いついた設定を書き出してみます。
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・犯人は内向的だがまじめな人間
・失われた南方諸部族が用いていた死霊魔術を研究している
・ネガティブパワーとポジティブパワーの存在を確信した彼は、リューンはずれの墓地に頻繁に訪れる
・ここは人が寄り付かず、かつ多くの死者が眠っているためネガティブパワーの採取・研究に適している
・彼はここで司祭と知り合い、その人柄に惹かれる
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セオドア殺害後に殺人鬼となる設定はそのままですが、犯行前はその狂気は見当たりません。
事前と事後で豹変する設定は燃えますね。劇的ビフォーアフター。
とにかく、この設定なら犯人が司祭を殺すことはなくなります。
自分の研究を蔑視せずに、一人の人間として
まっすぐ向き合ってくれる司祭を、犯人は信頼していきます。
また、犯人が殺人を犯したことを司祭が知ったとしても、それを治安隊にバラしたりはしないでしょう。
いまや司祭にとって犯人は唯一の親しい友人であり、自分を慕う若者です。言うなれば義理の息子。
彼らの関係は殺人という秘密を共有することでさらに強固になるでしょう。
心理学で言うところの共依存状態です。
そして犯人が何人目かの犯行を行ったとき、司祭は自首をすすめます。
犯人は自分を理解してくれていると思っていた司祭からの予想もしない言葉に戸惑い、
裏切られたような気になって、司祭に怒りを感じました。平たく言えば逆ギレ司祭を深く信頼していたからこそ犯人が受けたショックは大きく、怒りもそれに比例しました。
一時の激情に身を任せて殺しをすることに慣れてしまった犯人は、
かくしてその狂気を司祭に振り下ろしたのでした。
気持ちが落ち着いたとき、自分の過ちに気がつき、
今度こそ後戻りできないところに堕ちてしまいます。
親しいものを手にかけることで、血も涙もない完全な殺人鬼となってしまいましたとさ。
こんな感じでどうでしょう。個人的にはなかなか好きなんですけどね、こういうどす黒い人間関係。
ちなみに南方諸部族うんぬんっていうのは、ハイチはヨーロッパから見て南にあるからです。
そしてお決まりのロマン付加用語「失われた」を付けたらアラ不思議、
なんともファンタジーらしくなりました。
「秘められし」とか「伝説の」とか、こういう定型句はお手軽でありがたいですね。
使いすぎると陳腐になりますけど。
神様の電波お告げに乗せられて一気にここまで書いてきましたが、気がつけば結構な長さです。
とりあえず今回はここまで。次回は、司祭とセオドアの関係なんかを決めようかと思います。
では、またお目にかかるときまで。