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放置ばかりのだめブログ。
2025/05
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今年初の読書録。宣言どおりの理系本チョイスです。
「ヒトの科学」というシリーズものの一つで、これが一番理系っぽかったので。

副題どおり、人間の機械化と機械の人間化の両方から論展開しています。
編者が機械工学専門だからか、人間の機械化の果てにある人間とは何かという問いには
踏み込んでいませんでした。シリーズの他の本で書いてあるかも。


この本で一番びっくりするのは、やっぱり編者と機械工学のエキスパートの対談ですね。
エンタングルメント(量子の瞬間移動)とかクァンタム=パラレリズム(量子並存理論)って、
SFの話じゃないの?現象としてはどうにも納得しかねます。
僕は聞いただけで頭がこんがらがってしまうようなことを、
将来的に実現可能な「技術」としてみているのが凄いです。

その流れでちょっとでてきた「蛋白質製コンピュータ」も相当びっくりでした。
シリコン製コンピュータはもう時代遅れだそうです。
機械のヒト化という点ではそこに辿り着くんでしょうけど…。腐りそうで怖い

その点、ヒューマノイド(ヒト型ロボット)を作ろうって話はまだ安心して読めました。
どうしてヒト型なのか、という疑問にはロマンを答えにしています。
他の動物の人形より、人の人形により多く気持ちを動かされることがあるのも事実です。

それにしても、フレーム問題の話題はいつ見てもニヤニヤしてしまいますね。
アホなロボット可愛い。賢くしようと思ったらかえって何も出来ないあたりがツボです。
人間の手で作られたロボットだから余計に愛しいのかもしれません。
こういうと語弊があるかもしれないですけど、
自分の子どもがとんでもなく可愛く見えるのはこれと似たような理由からかも。
人間とは完全なものを敬愛しつつ、不完全なものに恋焦がれる矛盾を抱えるのである。

理系の本から選ぼうというのは決めていたのですけど、初っ端から評論は難易度高かったです。
なんだかよく分からない部分もちらほらありました。
この次はSFなどの理系小説を読もうと思います。

では、またお目にかかるときまで。

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