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放置ばかりのだめブログ。
2025/05
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捜査過程のイベントも大体固まって、ネックであったエンディングも分岐まで決められたので、
次にメインのストーリー部分で必要なのは「情報フラグ」の出所です。
いつ、どこの、誰から、捜査上の重要なイベントの発生フラグがもたらされるかを決めていきます。
盗賊ギルドと酒盛り場の情報屋には不自然でない限りの最大数の情報を持たせるので、
一番最後に回します。問題は聞き込みで得られる情報フラグの配置ですね。

場所によって配置が偏らないようにしないといけませんし、
時間帯によっても得られる情報は変わるのでそこも考慮しないといけません。
シナリオの捜査部分の難易度を根本的に左右する重要な設定です。

ただ闇雲に、情報フラグを完全ランダムで均等分散するのでは味がありません。
ある程度論理的に、かつ柔軟に決めるのが大事。


と、言うは易いですが、実際にどういう手順を踏むかを考えましょう。

まず、PCがどの場所で、どの人物から情報を得るか。
ひとつの重要イベントに対してひとつの情報フラグでは、遭遇率が低すぎるでしょう。
そのイベントの重要度に応じて、4~6ヶ所に情報を持ったNPCを配置します。
一部例外はありますけど。

PCたちの耳に入る情報がどういうルートをたどってきたかということも大事ですね。
情報の流れにはある程度の筋道があります。
はじめにその情報を持っている人が接触することの多いコミュニティに多くの情報が流れるはずです。
たとえば、盗賊ギルドが近いうちに「クロガネ旅団のアジトを叩くらしい」という情報は
主に盗賊ギルド員から発信されるので、ギルド員と接触することの多いスラムの人間の多くは
これを知っていますが、盗賊ギルドと関係を持たない貴族などのコミュニティには
自然には流れてこないでしょう。

このことを踏まえると、発信源に近いコミュニティの構成員が多く情報を持っているので、
彼らからその情報を得る機会が多くなるということです。当然のことっぽいですけど。

では、シナリオ中に登場するNPCがどういうコミュニティを形成しているか考えてみます。
多すぎず少なすぎず、4,5個のコミュニティを用意してみます。

-------------------------------------------

・娯楽のない貧民のたしなみ「スラムコミュニティ」
・わりと孤立している「冒険者コミュニティ」
・リューン社交界の「貴族コミュニティ」
・アングラで強面な人たちの「アウトローコミュニティ」
・主婦の立ち話・噂話の「井戸端コミュニティ」
・商人相互の情報交換「あきんどコミュニティ」

-------------------------------------------

あれ、6個も出来てしまった。下に行くほどふざけたネーミングです。
だけど削れそうなのがないので、このまま行きます。
やっぱり多いなと思ったら後から削りますけど。

これらのコミュニティを辿って、情報が冒険者の耳に入ります。
それぞれのコミュニティをどの程度経由するかはその情報の性質によるので、
コミュニティごとに傾斜をつけて配置しなければいけません。

例で上げたクロガネ旅団の情報なら、重要度は中ぐらいなので5人位配置すればいいでしょう。
盗賊ギルドの非常に機密性が高い情報で、外部にはあまり漏れていないので
アウトローコミュニティの所属者から2人、スラムコミュニティで2人、盗賊まがいの冒険者から1人、
という感じの傾斜にします。(※実際のシナリオとは異なる場合があります)

最後に、時間帯と場所について。
こればっかりは、偏らないように気をつけながら配置するしかありませんね。

そのコミュニティに所属する人物をどの場所に置くかを考えつつ、
どこの場所に何回情報持ちのNPCが登場するかを記録しながら、ひとつずつ配置していきます。
うわ、考えただけで面倒くさそう。

発生イベント表に書き込んでしまうのがいいかもしれませんね。
せっかく結構時間をかけて作ったんだから有効活用しないと。

では、今回のまとめとして情報フラグ配置の手順を簡潔にしてみます。

1.情報の重要度から、設置するフラグ数を決める
2.情報の機密性、その性質から、コミュニティ毎に情報を持っている人物の数に傾斜をつける
3.イベント表などを参考にしながら、NPCを配置する

ひとつの情報フラグに対してこの作業を機械的に行っていきます。
3は機械的とは言い切れませんけど。

しかしこの工程は、作業的過ぎて記事にしても何の面白みもないだろうなあ…。
駄長文よりは、作業がある程度進んだタイミングで
「ここまで終わりました、ああでこうでこんな感じです」という風に
作業を振り返る形にしたほうがいいかもしれません。
ドキュメンタリーじゃなくなってしまうのが残念ですけどね。

先のことはまたあとで考えるとして、今回はここまで。
では、またお目にかかるときまで。

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