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現状、設定で決まっていることは「殺人事件の調査」だけです。
これを膨らませて行きましょう。
被害者は殺される理由がなくてはいけないし、加害者は殺してしまう動機がなくてはいけません。
サスペンス要素を強くするなら愉快犯でもいいんですが、それだと調査の面白味が半減しそうです。
愉快犯は確定的な証拠を多くは残さないですし、
人間関係からの捜査のアプローチの意味がなくなってしまいます。
証拠収集がしにくくなりますし、シナリオが進む過程で「あの時のアレはこうなってたのか!」という
謎解きのカタルシスを表現できないんですよね。
「我殺す、ゆえに我在り」な殺人鬼もスパイシーで良いですけど、今回は扱いにくそうです。
ここはベターに「強欲な権力者」が「何かの被害を与えられた人物」に恨まれて殺される、にしましょう。
PCたちはその被害者の遺族から事件捜査の依頼を請け、被害者周辺の人や
その権力者の下で働く人なんかに話を聞いて犯人に近づいていく。
なんとなく火サスチックな感じがしますが、王道なんだからしょうがないです。
さてここから、どんな事件の内容にするか考えていくんですが。
…残念、そこもネタが一切浮かんできません。発想力が乏しすぎます。
しょうがないので、後回し後回し。
決めることはたくさんあります。ダメだと思ったら別のところから手をつければいいんです。
リオレウスが倒せないならインドラを手に入れるためにフルフルを狙えばいいんです。
フルフルもダメならバーンエッジの素材を集めればいいんです。
あ、結局火竜の骨髄取れない。……キリンも倒せないから紫電もつくれない。
……。気を取り直して別の視点から進めまょう。
詰まった時は型に当てはめて考えます。基本的にテンプレは好きです。
「誰が」「どこで」「何を」「どうした」
シナリオ全体をこれに当てはめていきます。
どこから決めても大丈夫です。一つ決まると芋づる式に当てはまることもあります。
とりあえず「何を」「どうした」は「殺人事件を」「調査して解決した」ですね。
「誰が」はもちろんPC、「冒険者」です。
最後、「どこで」を埋めましょう。
どこで…?そりゃあもちろん街で。でも、街ってどこの街でしょう。
そういえば、殺された権力者ってどこの組織のどんな権力者なんでしょう。
そもそも「冒険者が殺人事件を調査して解決した」って変。
そんなことは警察なり捜査局なり、司法がやることなんじゃないでしょうか。
これは盲点。冒険者って実質無職のプー太郎です。
そんな連中に権力者の遺族がわざわざ捜査を頼むことが有り得るか。自信がありません。
仕掛けられたピアノ線を回避して、安全第一で方向転換したら
どでかい落とし穴にはまりました。なにこの二重トラップ。
そう簡単にこの落とし穴は抜けられそうもありません。
まずい、ちょっと情熱が冷めてきちゃいました。
つまづいた時に悩みすぎるのはエターナルフラグです。かえって苦しくなるだけ。
無理に一人で考ても答えが出そうもありませんし、
しなさくコムで相談してみました。結局他力本願
すると、首藤さんからご返信を頂けました。
内容は、
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・中世当時の治安隊(警察)は軍隊の一部であり、現代のように
全ての殺人事件を調査していたわけではない
・治安隊が動くかどうかは、それを統括する者(領主、軍隊の上層部、
或いは自由都市なら市長や司法管理者)にとってのその事件の
重要性に左右される
・被害者が冒険者に捜査を依頼する理由として、上記の点から治安隊が
捜査を行わない場合や、依頼人が治安隊に不信感を持っている、
冒険者が事件の解決に必要な「何か」を持っている、といったことが考えられる
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こんな感じでした。首藤さん、ご回答ありがとうございました。
結局は「いかに辻褄が合った設定を考えつくか」に帰結してしまうんですね。全ては己の内なる問題。
まさかの連載4回でエターナルかと諦めかけていましたが、まだ頑張れそうです。
またしてもほとんど何も決まってないですが、今回はここまで。
落とし穴から脱出するのは時間がかかるでしょうし、文章の長さ的にも無理です。
脱出は次回への課題と言うことで。
第3回と文章量が殆ど変わっていませんが、今回の記事より短くすると
本当に企画が動かなくなってしまうので、長さ的にはこれが最適かなと思い始めています。
短くすると味気も内容も無くなるし、長すぎても読みにくいし更新頻度も下がって連載にならない。
更新頻度については基本がかめつむりなんですが。このジレンマのせめぎあい。
ひとえに僕の文章力のせいです。もっと簡潔に分かりやすく、且つ読んでいて面白いものを
ちょっぱやで書けたらいいんですが。
でも、無い物ねだりはやめましょう。カードワースのシナリオは書けても、
現実は自作シナリオどおりにはいかないんです。
自分の出来ることの中で、身の丈にあった振る舞いをするのが大事です。 勇気と無謀は別物。
では、またお目にかかるときまで。